あなたの練習の仕方がまずい理由

コラム

毎日のピアノ練習が必要なことくらいわかってる。

でも続かない。

練習しててもすぐに飽きてしまう。毎日同じことをやっていると飽きますよね。

私たちの意識は、新鮮な事に対してはそれを学ぼうという気持ちが働いたり集中して把握しようとする気持ちになります。

しかし、慣れてしまっているものに対しては関心がうすれ、注意力がなくなってしまう傾向があります。

今回はピアノ練習がうまくいかない人のための内容です。

答えを言ってしまうと、毎日のピアノ練習を「変化させる」ことが大事。

一日何時間は練習しましょうという内容ではないけど、練習の仕方が間違ってるのでは?と思う人のヒントになればと思います。

ピアノを弾くのが苦痛?

ピアノの練習が苦痛。そんなこともたまにはあるかと思います。私にだって思うことがあるくらいですから、皆さんにもふつうにあることでしょう。

私の場合、日頃のレッスンをはじめ、アウトプット用にTwitterではパッとひらめいたフレーズを(2分10秒内におさめなければならない)週2・3ペースで弾いたり、ジャズレッスンも受けているので練習から逃れることが出来ません。

Twitterではジャンルはファンク、ジャズ、ブルースなどですが、自分ではブルースがしっくりくるんです。クラシックをはじめとするピアノ弾きはたくさん見かけるのですが、自分と同等の人にはまだ出会っていません。

私の行動範囲が狭いのか、リアルでもあまりいない。特に女子は。

ブルース自体、男らしさの象徴だと思うからこの先もそう出会うことはないかも。

なので海外アーティストと自分の師匠が今のところ向かっていく先です。

本当は近くにライバルや尊敬するアーティスト、仲間がいると刺激を与えたりもらったり出来るので自分の腕を確認するきっかけが出来やすい。

ネットでもリアルでも良いから、自分より少しだけ腕が上の人を見つけましょう。そして心の中のライバルにしてもいいし、実際声をかけてお互い磨きあってもいい。

目の前の「練習しなきゃ」ばかり気にしていては、音楽が体に入ってこないし、当然ですが練習がはかどりません。

ピアノ練習は気持ちと結び合っている部分が大きくて、頭だけ、手だけ、と分離してるとあなたの中の「機械人間」が規則性だけを重視して音楽をあきらめてしまうのです。

心は、単なる音の連なりとして認識することでしょう。だから練習がつまらなくなる。

練習をたくさんする人は、やらなきゃ、とか何時から何時までやるぞ、などは思いません。気がついたらいつの間にか夜になってた、ということが時々ある。

これが理想なのですがほとんどの人はそうではないと思います。

曲の文化的背景をおさえておく

そのアーティストが大好きだったのなら、誕生日はいつなのか?どこで生まれ、恋人はいるのか?なんてことを考えてしまいます。

むずかしい歴史の勉強なんかしなくてもいいです。次から次と、曲を進めて意味があるのか?あれだけはやめにしよう。

音楽と感動は結びついています。心の動きがなければ音楽をする意味がない。

曲にまつわるエピソードや、映画の曲ならどのシーンで使われていたのかを調べたり観てみると、曲のイメージがつかめる。「イメージと感動」があればピアノは弾けるようになります。

なんかいかにも適当っぽいけど、決して適当ではありません。音楽には絶えず憧れの気持ちが存在するから。

練習時間の目安は?

練習時間はどのくらいが理想?よく聞かれますが

うーん・・答えられません。

そもそも時間ではなくて深さかな。それにダメな時もあるしいい時もある。気持ちの火のつき方によって何時間でも出来る日もあれば全く出来ない日もある。

でも時間をかけたからって満足いくような仕上がりになるわけじゃないです。

今日は、何時間練習しよう!と思わなくても出来る人は出来る。

こう弾くにはこの人の曲を100回聴いてみよう。目指してるアーティストが一体なにを考えて弾いていたのか?

こんな自分にわかるわけがないや、なんて一切思わない。

 

昨日出来なかったことが今日は自然と出来た。

曖昧だったものがストンと落ちた。

先生の言っている意味がわかった。

そんな積み重ねと、反省。

その繰り返しを日々大切にしていると、突然、そうだわかったという瞬間がやってくるんです。

これが決して時間ではない「意味のある練習」ということなのかなと思います。

主体は自分でいい

無味乾燥な技術練習だけを毎日繰り返しただけでは、聴いていても「押し付けられたのかな?」みたいにしか聴こえてこない。

そのことに気づいた時には、すでにおそい。

自分が奏でる音は内なる響きだから、もっと自分主体になってもいいのでは?と思うのですが、定期的にレッスンを受けているならもっと反抗してもいい。

自分はこの響きが気持ちがいい、ここのルバートはこう弾く、と思ったらそれが答えです。

あれ?やっぱり先生の響きがいいわ。と思うこともあるかも知れません。それは師匠を尊敬しなおすきっかけになるし、あなたが響きにこだわったという証です。

良くないのは、言いつけを守ることしかしない。でも大抵はそう。良かれと思うことかも知れませんが。

私は言いつけをどうしても守ることが出来ずにここまで来てしまいました。しかし、理不尽にも言いつけをきちんと守ってきたために、言われるがままの音楽しかできない音楽家は山ほどいます。

なので私は同業の人に対しては少々冷ややかな目で見るクセがあるかも知れません。

せっかく技術があるのに自分から出てくる「勘」が働いていないような気がする。

自分自身が求めていない音が出てきてるようでとても淡白な演奏に聴こえるんです。

その気になって弾く

なんだかんだ言って、楽しい、好き、かっこいいと心の底から思って演奏するのが一番。

この曲をミスなしで・・とか番組があるのかな?私はあれが大嫌いです。あれを観てすごーい、と思う人がいること自体、気味が悪いのです・・

あんなふうに弾いてみたい!と思う人が増えるのか・と思うと少し悲しい気持ちになります。

本当に音楽の本質を知ろうと思う人は、あれには感動しないということ。一種のパフォーマンスです。

 

自分自身の内にある音を、その気になって弾こう。そして楽しもう。

ただそれだけ。

それが一番伝わる手段であり、何より素直。

指がうまく回らなくても、そんなのはおかまいなしで、どこかのアーティストになった気分で弾いている人が結局知らないうちに伸びたりすることも。

みているこちらまでもが楽しくなってしまう。

音楽ってそういうことだと思うのです。

今日も最後までありがとうございました。

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