5人が即興演奏を熱演

ヤマハグレード,即興演奏

こんにちは。

 

前回のブログの追伸でこんなことを書きました。

PS.

いつもブログを読んでいただきありがとうございます!

次回のブログでは即興演奏についてまとめようかと思ってます。ヤマハグレード5Qを準備している人や即興に関心がある人、両方の人が読めるように演奏動画付きで。

 

こんなふうに弾けばいいよ、という例は書籍に載っているけど、これやっちゃだめですよ、というNG集はありませんよね。そのNGってやつを知りたくないですか?見たいでしょ?

 

え?いいと思ってたのにこれだめなの?知らなかった〜っていうのも。

 

NGなことをやっている人がけっこういてて、自分のどこがだめなんだろう・・と、気づかないために無駄な練習してる人が実に多いんです。

 

もう一度、練習法を見直してみませんか?

 

場合によっては厳しいですが基礎の基礎から見直してもらうこともあります。実はそれが近道。

 

客観的にみて自分と比較できれば変われるのかなと思ってます。

 

それと、なんか弾いてよって言われた時にさらっと即興で弾けたらかっこいいな。実はみんなが憧れてますがまだまだマイノリティ。

ピアノ歴10年と長いのに、「楽譜がなきゃ弾けない・・」から脱出したい!

 

素人なのに素敵なコードでぱらぱらっと弾く人見たことありませんか?どういう練習をしてどんな思考回路なんだろう・・

 

自分もサラサラ〜っといいメロディーとコードが弾けたらな。

でも何弾いていいの?と思っている人にも参考になるような内容を予定していますのでお楽しみに!

 

 

 

ということで早速、「即興という専門的な話」になりますが 最後までお付き合いください.。

ヤマハでも実施しているグレード。どんな世界なんだろう。決して普通の人は踏み込めない世界?(本当かな)の割にはやってみたいという人がとても多いんです。

作曲は時間をかけて作れるけど、即興は今すぐに作って弾くのが特徴。

 

今日は少し難易度が高いです。試験問題を例にあげてるので多少内容が固いかもしれません。

グレードだけではなく趣味で即興演奏をしてみたいという人にもビデオ付きで分かりやすくお話しします。内容は盛りだくさん。即興演奏に関心がある人は覗いてみてくださいね。

 

〜グレード5級に挑戦する人へ〜

5級以上は専門的なレベルです。 専門的というのは 人に教えられるくらいのレベルということになります。 なので毎日1時間の練習では 趣味で習っている生徒さんと同じです。練習時間の確保はしておきましょう。

練習時間は多ければいいのか? そういう単純なものではありませんが、ここからは趣味ではないと思ってください。

 

プロです。 職人です。

 

では気合を入れてスタート!

 

グレードでは何が判定されるのか

 

とても高い音楽力が求められます。

皆さん即興演奏を技術的に学ぼうという姿勢は素晴らしいです。しかし日頃のレッスンで感じてることがあります。

大切なことを忘れてる人がとても多い。

それは・・

即興演奏になると、音楽をまるで無視したかのように、音を並べるだけの演奏をしている人がなんとたくさんいることか。

即興演奏の技術は確かに大事。 しかし音楽を表現することはもっと大事なことです。

はじめにもお話ししましたが、音楽力がメインです。 そしてその人がどんな勉強をし、 どんなふうに表現したいと思っているのか。

そんなところが 判定の基準になるんじゃないかなと考えてます。

 

日頃から練習しているレパートリー曲。 それをどう分析し、どう弾いたら 美しくなるのか。それが即興演奏にも繋がってきます。

皆さんはこのようなことを考えて練習していますか?

先ほどもお話しをしました。5級を受けるレベルは趣味ではないです。だからといって音楽専門の人だけのグレードではありませんが。

レッスン生の皆さんでも誰にも受ける資格はあります。子供でもその実力があればOKです。気楽に受けられますが、受験は実力をつけてから。

5人の即興演奏

今日は五人に2小節をもとに即興演奏をしてもらいました。

本日のお題。

この続きを即興で作ってください。

今5級の勉強してる人もこれから受けたいと思う人も、今回の話はすごく 参考になると思います。グレード関係なく即興演奏をしてみたい人も、「そういう勉強をするのか・・」と見てください。

 

 

では五人の皆さん登場!

この演奏を観てから、次の章を読むと内容がわかると思います。

ジャズフロムノースブログ五人即興例.mp4

 

★モチーフとは?2小節などの短いメロディーを用いて自由に発展させること。ヤマハグレードでは2小節が試験のお題になります。

 

初めはみんな出来なくて当たり前。 しかしずっとこんな感じで練習し続けても合格の道は見えてはきません。

 

私はグレード5級のレッスンやの創作のレッスンをしていますが、【good job】をもらった人以外の人は、よく見かける空回りした人たちです。

的を得ていない練習を続けて、この状態で試験を受けてしまう人もチラホラと。

もちろん合格の兆しは見えてきません。即興だからと行き当たりばったりに弾いても絶対にダメです。

 

即興演奏、練習のポイント。

  • 構成をしっかり
  • モチーフをうまく使う
  • ハーモニーとベースラインのバランス
  • 転調させて雰囲気を変える
  • メロディーラインがきれい

 

それと、範囲は全調です。何調が出ても出来るように、日頃からコードとスケールの練習は必須です。

そして最も大切なのは曲想と絶対に止まらないこと。止まったらアウトです・・(厳しいですね)

ちなみにたまたま合格してしまうということはありません。

 

ではどんな練習をしていけばいいのか、 お話をしていきます。

 

一人目、ずっと同じコードを弾いてしまう

これを読んでいる人の中に、こうなってしまうという人はいませんか?

最後まで1・4・5のコードのみで処理してしまう。頭にポワンと別のコードが浮かんでるんだと思いますが、実際に手は動きません。

 

理由は、ハーモニーのボキャブラリーが少ないから。意識していろんなコード進行をみつけることから。

今まで習った曲の進行をパクる。ソナチネやブルクミュラーからパクってOKです。

転回形の和音や低音の動きなどは曲を参考にしてください。

そして提示から展開にかけて、どんなコードで動いているのかを分析。華やかになったきっかけはなんの音なのか?

 

英語の勉強と同じです。単語をたくさん覚える。一つの単語でどんな言い回しができるのかを覚える。映画を見てどんなシチュエーションで使われているのかを観る、のように。

 

二人目、混乱しまくり弾きまくり

混乱するのはモチーフがどこかに行ってしまっているから。そんなに動かさなくても、しっかりとモチーフを利用してメロディーを作ると、混乱しないです。

 

好きな歌手の歌を思い浮かべて下さい。何度も同じメロディーやリズムがくりかえされていませんか?

二人目の演者さんのようにエイヤー!となんでもかんでもメロディーになるなんて絶対にあり得ません。

こういう人は2小節のモチーフが過ぎたら速攻で我流の弾きまくりが始まる。。

まずは、右手だけでモチーフを利用する練習を繰り返しましょう。

 

三人目、即興になるとどうでもいい演奏

これはやっちゃダメですよ〜これまでの勉強をきちんとしていないという判定になってしまいます。即興が出来ているかの問題ではありません。総合的な音楽力です。

日頃から曲想を考えながら練習しましょう。 つい焦って 曲想なんか考える余裕がない・・・ それでもです。強弱、アクセント、リタルダント、弾む、消えるように。。。とか。散々やってきたことを即興演奏をするときにも考えてあげてください。

そしていいメロディを考える。万人うけするものでOKです。独創的である必要はありません。普通にシンプルで大丈夫。

 

何でもかんでも弾きまくる癖がある人はゆっくり弾いてみる。

Bメロはどんな展開にしようか?ゆっくり考えて弾く練習をして下さい。まずはフレーズを大事に弾く練習をしてみましょう。

 

四人目、長い時間演奏が止まってしまう

メロディーがひとつも思い浮かばない。 意外かもしれませんがグレードを受けたいという人が抱える一番の悩み。

 

頭の中で 考えるがメロディーが本当に浮かばない・・メロディーが書いてある即興 A の方がまだマシ。

練習の仕方は、 一からメロディーを作るのではなく、モチーフを利用してメロディーを作る。なんなら曲の終わりまでそのモチーフで。

初めはなんか単純だな? と思うかもしれません。 何度もモチーフを出して 完成させてください。

出来るようになったらBメロは少し盛り上げるような感じで。音域を高く上げる。 少しだけリズムを変えてみる。

半音階を入れてみる。 2重音にしてみる。 出来ることから少しずつやってみて下さい。

 

五人目、よく出来ました!

本番でこれだけできればいいな〜

即興演奏ですから本番力が命。 2小節のなんてことないメロディから曲を作っていきます。 音楽をどのように捉え、 何を伝えようと演奏しているのか。試験ではこんなところがみられています。

確かに知識や技術は大事です。 と同時にどのような音色で、 どんな曲想で自分の音楽を奏でるのか。 5級はこんなことが求められます。

だから本当に難しいんです。 それをぶっつけ本番でやるんだからすごいことです。 

 

今回のこのブログで伝えたかったのは、 即興力は日頃の楽曲演奏をどれだけ深く勉強しているのか。

ここが大きく関わるのかなと。

 

分析に時間をかけよう

ではどうやって楽曲演奏を分析するのか?

例えばブルグミュラー25番。 グレードを勉強するにおいて 非常に役に立つ教則本です。 それでなくても、ピアノレッスンでは王道の教則本です。ブルクミュラーをやっていないという人がいますが、ぜひ弾いてみてください。

 

そして皆さんが大変苦労するドッペルドミナントは、 一番の「素直な心」にバッチリ入っているんですよ。 知っていましたか?ドッペルを使うと雰囲気がこう変わる。こんなシンプルな曲で大事なことが学べるなんてブルクミュラーはすごい!

 

転調の仕方が いまいちよくわからない皆さん。 2番のアラベスクには、 イ短調からハ長調に一瞬転調しています。( 平行調と言います)

 

3番の「 パストラル」には、 ドッペルドミナントの進行があります。

 

平行調への転調、 ドッペルドミナントのコード進行は ブルクミュラーの教則本には本当によく出てくるんです。宝庫。

コード練習は ただそのままツラツラと弾いても のっぺらぼうになるだけでセンスを磨くことができません。

ブルグミュラーを分析すると、 転調のきっかけを作ったコード。曲の雰囲気を変えたコード。または伴奏形など。参考になる素材がたくさんです。

そしていろんな曲を聞いて、分析して、自分に取り入れていくのが練習方法です。

場当たり的に、そして闇雲に問題を片っ端から弾いていても 大切なポイントがわからないのであればその練習はムダになります。 

といっても、どのレベルがアウトなのか?よくわからない・・という人は今日の五人の演奏を見て少しイメージができたのではないでしょうか。

それでも毎回微妙なところで不合格になる。という人はそれなりの理由があるのだと思います。

なぜこの即興がダメなの?それがわかれば苦労しない・・

ということで出来たつもりだったのに、不合格だった、一体どこがダメだった?

のような動画も作っていけたらと思います。お楽しみに!

 

即興演奏がテーマだったのにすっかりグレードの話になってしまいました。 固い内容で反省・・

 

「才能とは?」考えさせられた羽生さんの言葉

本来即興演奏はとても可能性があり面白いもの。 ジャズの世界は即興演奏がメインですし。 この人からはどんなメロディーが出てくるのかな? そんなのが楽しみな音楽観です。 

そしておまけの即興演奏、みてね。

多少形式ばってますが弾いてみました。どんなことがあっても止まらない、少しくらい引っかかっても誤魔化して続けること。王道のメロディでOK。恥ずかしがらない。

とにかく堂々と!

とは言っても私だって迷うこともあります。実は迷ってる箇所がいくつかありますが続行してます。バレてるかな?笑

ジャズフロムノース先生の即興例.mp4

 

ヤマハの即興教則本には、構成、その時代の奏法や表現法で演奏しましょうみたいなことが書いてありますが、自由形式でも良いとも書いてあります。

 

今後も即興シリーズやっていきますね〜ジャズ、クラシック、グレードなど。色々なことが自由に出来たら本当に楽しいです。もちろん、その手前には苦しい道が待っているかもしれません。

 

将棋界の羽生さんの言葉。(引用、本の名前は忘れました)

「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも挑戦している。報われないかもしれないところで同じ情熱、気力、モチベーションを持って継続しているのは非常に大変なことであり、私はそれこそが才能だと思っている」

という言葉。

 

私もレッスンでは「優しさ詐欺」はしませんよ〜

一緒に頑張りましょう!

 

 

 

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