即興演奏はブルクミュラー25番で弾ける!

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即興演奏をしたいけど、練習方法がわからない。全くメロディーが思い浮かばない。

Erika
Erika

そんな人に向けて即興演奏の練習方法や上手弾くコツ!

瞬時に曲が作れるのは特別な人?最初から出来る人なんているのでしょうか?

その特別な人(?) はこんな練習をしています。自己流に見えるけどどんな練習してるの?

今回は彼らの日々の練習メニューや、アイディアを紹介します。ぜひ参考にしてください。

ブルクミュラー25番やチェルニー30番程度の腕前で即興演奏が出来るよ!

 

見よう見まね

バイエル下終了、またはブルクミュラー25番が弾ける前提でお話ししていきます。将来即興演奏(ジャズ含む)をしたい人は頑張ってこのレベルまでは来てください。

即興演奏はこう弾かなくてはいけないというのは、もちろんありません。しかし、さあやってみようと言われても、一体何をやれば良いのかわからない人のために、ヒントを挙げていきますね。

大切なのはイメージ

さあ、弾いてみよう!と言って自由に弾けるのは5、6歳児だけ。

宇宙!(グリッサンド)

タヌキさん(ゲンコツで黒鍵を弾く)

キラキラ(Fのコードをアルペジオ)

Erika
Erika

なりふり構わず自由に弾ける子供が羨ましいですね。では、色々なことを知ってしまった大人の練習法は?

子供たちのイメージする力は、本当にすごいものです。知識や経験が少ない子供達はほぼイメージでピアノを弾いています。

  • 聴こえたまま弾く
  • 見たまま弾く

とにかく彼らは見よう見まねで覚えます。先生が弾いた音はこれかな?と探り弾きします。実は大人もこれでOK

このような話をすると、「楽譜をきちんと見て弾きなさい」と言われて育ってきた。今さら適当に弾くのは無理。という話が上がってきます。

結局は、小さい頃からの環境が左右するというオチになってしまいますが、大人になってから楽器を始めたミュージシャンで、楽譜読みが苦手な人は実はとても多い。しかし楽器演奏はさほど問題ない人も多数います。

それはなぜでしょう?

ほとんど、コピーをして音をイメージしながら演奏しているからです。

見よう見まねというのはあまりに抽象的なお話になってしまうので、次の章からは音源付き、しかもとっておきのアイディアで即興演奏のやり方を紹介します。

 

最低限知っておくこと

Erika
Erika

和声法の教科書を読んでいる人はいませんか?ここでは一旦教科書を閉じて鍵盤遊びをしてみましょう。コードは記しておきますが、詳しく分析をする必要はありません。

即興演奏が出来る人は、「この音で合ってるのかな?」とは考えません。探って弾いている中で、心地よい音が見つける練習法です。

即興演奏で頼りになるのは知識より自分の耳。

鍵盤から出てくる「いい音、好きな音、気に入った音」を探り弾きしながら弾いてみましょう。

 

◆皆さんに質問◆

ブルクミュラー25番程度が弾ける人は、1、4、5の和音はわかりますか?

(すでに弾いている和音です)

「目で見てわかる」のではなく、「すぐに弾ける」ことが大事です。少なくとも今まで習った曲の調性で、最低限1、4、5の和音は弾けるようにしておきましょう。

 

Erika
Erika

ブルクミュラーを楽譜どおりに弾けていても、パッと和音が弾けなければ、即興は少し大変です。これから少しずつでも良いのでコード進行を覚えることです。

 

Ⅰ・Ⅳ(Ⅱ)・Ⅴの和音は最低限すぐ弾けるようにしておくこと(ハノンを使っている人で、音階に入っている人は全調弾けることになっていますがどうですか?)

 

どうやらスケールとカデンツが大事らしい

コード遊び

オンコードで遊ぶ

オンコードとは?

分数コード、スラッシュコードとも言います。

表し方→C/E   

Cが和音で、Eが低音です。

レッスンでは、先生がプリントしてくれたカデンツや、教則本から抜粋したコード進行を練習していると思います。もちろんそれでOKです。

ふつうはここで終わりだけどもう一歩進もう!

Erika
Erika

では、1と4の和音だけで弾いてみました。オンコードにしてみるといつものカデンツ練習とは全く響きが違います。

調性〜ト長調

耳を澄ましてよく聴いてみよう!

◆ 参考音源

 

 

Erika
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GーD/G(オンコード)で弾くとキレイめポップスが出来上がりますね。次にト長調のⅣの和音(C)を足してみましょう。さらに透明感いっぱい。

 

◆ 参考音源

 

◆参考楽譜 (145をミックスして自由に弾いてみてください) 

全音符で伸ばしたままでも良いし、低音にリズムを加えるとポップスのイメージで素敵ですね。

 

ブルクミュラー25番に出てくる最低限の和音、1, 4, 5だけでこんなに素敵に仕上がります。基礎だけでいろいろ出来る!

 

転回形でおしゃれに即興

先程弾いた、1・4・5の和音とオンコード。和音だけなのにメロディーがきちんと存在します。その正体は、転回形を上手く混ぜているから。

基礎練習でよく出てくるでんぐり返しのことか

Erika
Erika

これをみても↓よくわからない人は次に進んで大丈夫です。大切なのはどんな響きなのかをよく聴くことですので。

 

ここでとても大切な和音の転回形のお話。皆さん、転回形の練習に励んでいますか?和音の「でんぐり返し」

ポップスやジャズを弾くには転回形が欠かせません。メロディーとコードだけが書いてあるリード譜を見て弾くときに必須です。

大切なんだろうなと予想はしてるけれど、これがなかなかうまくおさえられない・・その昔、私もすごく苦労しました。先生からも指番号や押さえ間違いをいつも注意されていた記憶が・・

 

私達は生徒さんのこんな所をよく見ています(余談)

不器用でも自分なりに音楽を楽しんでいる人は、成長力に勢いがあります。

 

ある生徒さん(よその生徒さん)ですが、私のところに和音のことや作曲について学びにきました。テキストには先生に真っ赤に書き込まれた印。

カデンツやスケールに次いで、曲を弾いてもらいましたが、ミスが気になりソワソワして弾いています。きっと「間違えないで弾きなさい」と言われているんだろうなと思いました。

和音付けの前に習っている曲を聴かせてもらいました。「間違いは全く気にしないでいいから、大好きなフレーズを見つけながら弾いて」と。

しかし見つけることが出来ませんでした。(とても面倒くさそうでした・・)

 

少しがっかりですがミスばかり気にしてしまうと、せっかくの良い音がわからなくなってしまうのです。

その人が奏でる音楽を聴くと、追い込まれてるのか、ただこうしなさいと言われて弾いているのかがよくわかります。

 

たとえ話ですが、先生に感想文の書き方を教わり、100回書いたら感激するような文が出来上がるでしょうか? 義務で書くのと、文章を書くのが好きで書くのとでは大きく差が出ます。

自分の観点で本を読み、つたない文でも自分なりの考えを書くと、「らしさ」があらわれますね。

キッチリと修正されている文は、先生に言われて書いたんだなというのが一目瞭然でわかります。それはそれは読みやすい感想文なのですが。

私の知人で小論文や感想文の専門家がいますが、多少文法がおかしくても、イキイキした言い回しを優先するそうです。

ピアノ演奏も同じことが言えると思います。

 

皆さんは、大好きなフレーズや和音進行を見つけたら、自分なりの感じ方で弾いてみてくださいね。

少し話が脱線してすみません。話を戻します。

 

気に入ったフレーズや和音はすぐに弾く

とにかくインプットしたらすぐにアウトプット。

Erika
Erika

せっかく弾くなら、ピアノのいい音を感じながら弾きましょう!これが第一優先!

ではこんな練習をしてみましょう。先程の1・4・5コードだけで即興演奏。

即興演奏をする人は、教則までもが即興。自分のオリジナル練習法を編み出してみよう!
オンコードを使ってキレイな「転回形オリジナル練習」を作りましょう。

 ◆ 転回形練習のヒント音源

Erika
Erika

きちんとコードが弾けるのか?というよりかは、きれいなハーモニーのつながりになっているのかを意識。好きなテンポで弾いたり、リズムを変えたり、自由に弾いてみてください。

毎回、プリントや教科書通りのカデンツ練習では同じことしかできません。自分なりに心地よいコードを並べて弾いてみましょう。

転回形が弾けると音楽の幅がぐんと広がります。しかし慣れないうちはとても大変なので、少しずつ。↑の参考音源のように、メロディーを作るつもりで。

ワルツのリズムでも弾いてみた

創作するのが大好きな人は、楽譜はあまりあてにしません。どんどん自分で弾いてアイディアをストックしていきます。

しかし自分はなかなかイメージが湧かず、アイディアも浮かんでこない・・それでも心配しないでください。

Erika
Erika

突飛なアイディアは浮かんでこなくても、拍子を変えて弾いてみるとガラッと変わります。先程の145+オンコード。

◆参考音源 3拍子にしてみた

 

 

アイディアが浮かばない時は、拍子やテンポを変えてみる

 

テンポ速めのワム?

先程は、拍子を変えたので今度はテンポを変えて弾いてみました。

テンポ速めで最後は変拍子で自由奔放。古い曲ですがワムのラストクリスマス似。

聴いてみると大げさな感じですが、左はGコードの連打。右はDとGの転回形だけです。

参考音源  ラストクリスマス風にしてみた

 

到底結びつきそうにもない洋楽がヒントになるのが面白いですね。もちろん、ワム風に弾こうとは考えてもいませんでした。弾いてみたらこうなってました。

即興演奏をする人「あるある」です。

古い時代から現代まで耳を澄まして音楽を聴くと、アイディアがゴロゴロ転がっています。創作する人は音楽のアンテナがいつでもピンと張っています。

このアンテナのおかげで、いくつもアイディアが浮かんでくるのです。

音楽をたくさん聴くことに尽きる。

 

好きな長三和音をつなげてドビュッシー風

Erika
Erika

次はGとE♭、ふたつを使ってちょっと不思議でいかがわしい?感じに弾いてみました。ドビュッシー風です。

長三和音とはメジャーコードのこと。順にたどると12個です。続きは弾いてみてくださいね。

 

使った和音はGとE♭だけ。最後は黒鍵でグリッサンド。エンディングは好きな音で適当に長いトリルでおしまいです。

怪しい音?? さっそく聴いてみよう

◆参考音源

 

うん、確かに怪しい感じ。最後のグリッサンドや長いトリルは面白いアイディアだ!

 

 

3連ぷのリズムでも遊んでみました。他にもミステリーな和音連結が見つかるかも知れないので弾いてみてください。

最後のグリッサンドは黒鍵だけ。行ったり来たりしてもいいですね。最後の長いトリルは特にこの音と決めてはいません。

音だけを聴くと、「こんな高度なことが出来るかな?」と思うとおもいますが、楽譜的には大したことはしていません。

さあ、即興の練習をやるぞ!と意気込むよりかは、適当に弾いていたら面白い音が見つかり、そこからどんどんアイディアが湧いてくる感じです。

ジャズのアドリブも同じで、誰かが弾いているのを真似したり、コピーしたり、気に入ったフレーズやコードがあれば何度でも弾いて遊んでみる。

そんなふうに、即興演奏は鍵盤遊びから始まります。

終わりに

アイディアのまとめ

今回お話しした「即興演奏のやり方」が皆さんのお役に立てると嬉しいです。主要和音を使いコード使いで即興演奏をするお話でした。

最後にまとめると、

  • 1・4・5の和音だけで即興演奏
  • オンコードでキレイめポップ
  • もう怖くない、転回形練習法
  • 二つの長三和音の連結で不思議な曲
  • テンポや拍子を変化
  • トリルやグリッサンドのアイディア

気に入ったコードや、練習法があったらぜひ、いつもの練習にプラスしてください。

 

自由への道はここから始まった

ピアノをとても機械的に学ぶ人が多く、せっかくの素晴らしいピアノの音が、窮屈そうにキチキチと整列させられているよう。。きっと辛い練習をしてきたんだろうなと想像しています。

なぜそう思うのかというと、奏でる音からは必死さだけが伝わってくるのです。

偉そうに言っていますが過去の自分もそうでした。何を弾くにも必死。カッコつけた「オンコード」の横文字は今だから言えることです。

学生の頃は、8小節先は先生のヒステリーの声が聞こえるんだろうなと常にビクビクしながら弾いていました(笑)

そんな苦い経験もあり「余裕のない必死な音」がとてもよくわかるのです。

 

「音楽が大好きで、たくさんの人に楽しさを伝えたい!」との思いとは裏腹に、このフレーズ素敵だなと思う余裕さえもなく、ただ合格をもらうための練習をしているのが嫌になり、ポップス、ジャズ、現代ジャズ、ファンク、いろいろ聴き始めたらそこにはワクワクがいっぱい!

それからは自分でコードを探して弾いたり、コピーをしたり、キーボードで遊んでみたり。そんなことをしていたら教科書には載っていない音楽がたくさんあることに気づきました。

それからは、お手本にしたのはアーティストや音源。

練習といえばかっこいい音を探して弾くスタイルでした。これをずっと続けていたら出来るように。

そこで気づいたこと。

スケール、カデンツなどの超基礎が絶対に必要。

 

0から1は大変だけど1からはスイスイ

今回の内容の全ては、中級の少し手前レベルで弾けるでしょう。とは言え、私がここまでくるのに10年はかかっていると思います。このブログを訪問している皆さんは、私とは違うのでもっと早く弾けるかも知れません。

今回、即興演奏をするためのヒントは「私が試行錯誤した結果」です。なので、「こんなコードを使うとかっこいいよ」というのは、スケールや調性、基本的な和音進行などベースがわかった上でのこと。

「こうすればこんな音が出るよ」という表面的な伝え方なので、難しいところ、わかりにくい所が多々あるかと思います。よって今の力で理解したり、実践したりするのは難しい人もいるでしょう。

 

Erika
Erika

今思えば、0〜1にする状態がとても大変でした。しかし、1が出来たらどんどん進める。いろんな音楽を聴き、続けていくだけで、自分だけのアンテナを張ることが出来るようになります。

即興演奏に憧れて、弾いてみたけどよくわからなくてやめた・・そういった話はよく聴きますが。

ケーキ作りに例えると、きちんとレシピ通りに作ったのに、うまくスポンジが膨らまない。卵白の泡立てが少なかったかな?と見立てれば、次はもう少し泡立ててみようと再チャレンジしてふっくらさせようとします。

今度は焼く時間を守ったのに、中まで焼けていない・・ネットで調べたら古い電子レンジは火力が弱くなっていることがある、そうだったんだ〜と次回は火加減を強くしてみる。

そんなふうに試行錯誤して、やっとのことで美味しいケーキが出来上がります。ここにたどりついたのは、数々の失敗があったから。即興演奏にも言えると思います。とにかく試行錯誤の連続。

 

ということで、今回は「即興演奏をコードから始めてみるアイディア」ほんの一部ですが伝えてきました。

今とは一味違う音楽の世界を目指して頑張ってください。今回のブログが皆さんの音楽ライフにお役に立てれば幸いです。

いきなり出来ることはありませんので、出来そうなことからはじめていきましょう!これからも即興演奏のちょっとしたアイディアを伝えていくので見に来てくださいね。

 

◆おまけ〜本日のまとめ、145の和音、低音は全てG(ソ)で和音遊び。

最後の和音はG(そ・し・れ)とD(れ・#ふぁ・ら)を同時に弾いてみました。

 

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