ジャズの記憶、昔と今は大ちがい

ジャズ

私はいまだにCDが好きです。

棚から取り出してもう一度聴き返してみると、昔聴いてたのとまったくちがう印象だったりすることがあります。

だからふと思った時に、取り出して聴いてみることにしています。

 

昔、背のびして買ったリッキーリージョーンズのCDは、当初何がいいのかよくわからなかったけど、今聴いたらすごく洗練されてて構成や聴かせどころがすごく整理されてる感じ。

 

その昔、自分の力が全く及ばないむずかしい理論書を読んでいた頃、よくペンタとニックスケールというのが出てきてました。

「あ、これね」と単にツラツラ書いてある通りに弾いていました(笑)

それでわかった気になっていたと思うと恐ろしい・・

 

と、ここに来てようやくペンタトニックの上手い使い方がわかるようになりました。

ペンタトニックとは音階のことなんだけれど、どこにでもあるのに、上手く使うのってすごくむずかしい。

だから、ふつうのことが自然に出来る人はすごいなと思ったり。。。

リッキーリージョーンズ

この曲はいきなり初めからペンタトニックが出てきて、ほぼそれだけで仕上がってます。身近にあるものでインパクトを出せるし、日常的になりやすいのかなと。

CDをかけながら、聴こえたとおりに真似をしてみたり。CDだとその頃の自分を鮮明に思い出せるんです。

数ヶ月後か数年後、またおなじ曲を聴いた時、自分が大きくなってると感じるのがとても楽しみです。

そうやって、本日も上昇中。

スマホの中に曲が入ってるとなかなか色がついた記憶を思い出せないなと思って。

 

目につくところや手に取れる場所にCDがあると、

その頃一生懸命に聴いた音楽、

一緒にいた人、

時代の動きが思い出せてなかなか面白い。

 

 

 

ただの「思い出し」ではない。もっと深くて広い「思い出し」です。

 

私たちの記憶は、とても曖昧でゆがんでいます。

ものごとの解釈や、再ジャッジは頭の中でいく度も修正されるそう。

だから記憶は事実ではなく、その時の印象ということ。

先生に怒られながら弾いたバッハの曲は、何度音源を聴いても覚えられなくて、ついには嫌いになった。バッハの音源には苦い思い出しかなかったのに、しばらくして聴くと、壮大さや厳格さがわかるようになった。

G線上のアリアなんてただのモッサリした曲にしか聴こえなかったのに、今ではすごく優雅な印象に変わったし。

いろんな約束事にしばられながら音楽に取り組んでいた頃は、楽しむ余裕なんてまったくなかったけど。

時間が経つにつれて今では完全娯楽。洞察力もつきました。

 

そんなことをくり返してるうちに、「思い出し」が偉大な時間になってるのがわかる。

もっと深いところまでよく聴く、それをしないと実感を得られないことを私自身がよく知っています。

 

CDが入っている棚の前に来ると、

きれいなこと

嬉しいこと

汚いこと

悲しいこと

何をどんなふうに感じてもいい安心で安全な場所と思える。

あの頃なんでこんなCD買ったんだろ・・とそのままにしてあったのをいざ聴いてみると、いいなと思えるかもしれません。

働いていない、何もしてないグレー時間はほとんど音楽を聴いてます。

 

何でこんなCD買っちゃったんだろう・・

こういうのってありませんか?

私の中でもナンバーワンはこれです。

もちろん今では本物だな、と思ってますが。

リッキーリージョーンズ My one and only love

ジャズスタンダード。解釈する人にもよります。男性が女性に向けて歌うバラードですが、女性が歌ってもなかなかいい感じです。

 

ヘイリーロレンの歌声もすごくいいです。聴いているこちらは自分に何が起きているのかをふり返ることができるんじゃないかな。ジャズスタンダードが多いのでこれからジャズを聴きたい人にもおすすめです。

 

 

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