ジャズピアノのインプロビゼーションってどうやるんだろう

ジャズ

 

インプロビゼーション(即興演奏)をやってみたいけどどんな力や準備が必要なのか?

そして次に新しいルールが見つかれば、またそこから始めるというような、まるで子供のブロックあそびのように次から次と新展開していきます。

今回はインプロビゼーションについて考え、練習ポイントを私なりにまとめました。

ジャズの大きな特徴「インプロビゼーション」と言われる即興演奏。(アドリブ)

テーマ(主題)の後に、それぞれのプレイヤーはユニークでユーモアなアドリブを弾く。ジャズの面白さは主題をいかに崩すか。

テーマを自由に崩していいというのが、他の音楽と全く違う部分は独創的で自由なところですね。

このプレイヤーが演奏すると、思いもよらない感じにテーマが崩れるジャズがすごくおもしろい。

私はそんなところに惹かれてジャズを始めましたが、やはりインプロビゼーションがむずかしかった・・一体どうやったら出来るのか、今回はそんなお話です。

ジャズってなんだろう

私のジャズについての知識不足もあり言葉足らずになるので、今回は動画とともに紹介します。

薄い知識より〜アメリカのニューオーリンズで黒人が作った音楽。そして、アフリカやヨーロッパのエッセンスも加わったのがジャズ。

ジャズの特徴は冒頭でも話しましたが即興です。そして忘れてはいけない特徴「Swing」のリズム。拍子感のあるようでないようなオフビートのリズム。

言葉でいうより聞いてもらったほうが早いかな。

「スイングしなけりゃ意味ないね」デュークエリントン。エラ・フィッツジェラルドが歌ってます。

スイングの感じられない曲はジャズではないということ。

 

「枯葉」トミーフラナガンのピアノ

躍動感があり、繊細で、長いフレーズも短いフレーズもすばらしい。

私はアドリブも出来ない、スウィングのリズムもイマイチだった頃、毎日これを聴いた。

おかげでドラムのフィルインとピアノフレーズの間合いなんかもわかるようになりました。

 

この先ビバップが出来る気がしない・・から出来るかも。絶対出来るわ!という気持ちにさせてくれたコンファメーション。

こちらもピアノはトミーフラナガン。非常にメロディアスでずっと聴いていたい。

「コンファメーション」

 

ファンキーでもあるジャズ

Swingの他、黒人の独特なノリ「ファンキー」。これもまたジャズの大きな特徴です。

黒人と白人のジャズのちがい。聴いてみるとすぐにわかります。さわやかで美しい音の響きが特徴の白人的なジャズに比べて、黒人ジャズは独特な躍動感。明らかに真逆です。

ファンキーから連想する言葉は?

斬新、活気、ゆらぎ、躍動感、叫び、表現、憧れ、力感、感動的、歴史・・

思いつく言葉を並べて見たけど、やはり言葉でうまく言えないので、演奏を聴いてください。

ソニークラーク

私はピアノ弾きなので、どうしてもピアノよりの目線でプレイヤーを選んでしまいます。

 

そして個人的に絶対イチ押し。マルーン5の一人、PJモートン。

ロバートグラスパーにも曲を提供してます。

コード進行ずっと同じ。手の込んだことはしていない。

こういうの観るたびに音楽は理屈じゃないんだなと落胆に近い気持ちになる。今まで私は何やってきたんだろうと。音楽ってやっぱりこうだよね、と振り返る1曲です。

PJモートンが好きでよかった。

 

こちらもおすすめです。めちゃくちゃファンキー、ピアノは荒削り、それがまたいい。ますますゴスペルが好きになる。やっぱり黒人的なピアノが好き。

FunkyGospelです。

 

クラシックにも即興演奏はあるのになぜ、しなくなったんだろう

クラシック界にも即興演奏は存在していました。過去形にしたのは、今現在、あまり積極的に即興演奏は行なわれていないから。

古い時代、即興演奏が活気だった頃、バッハ、ベートーベン、モーツァルトなどが披露していました。。カデンツァなどの場面では音符は書き込まれておらず、ソリストが思うままに演奏するという部分的な即興スタイルです。

現在は、即興で音楽を作るなんて・・と敬遠されがちだし、資格取得のためなど特別なイベントのために勉強しなければ、といやいやながらする人が多いのかなという個人的な印象です。

 

自由に自作していい。これについては大変ありがたく思うのですが、一からアイディアを練って、構成を考えてとなると骨の折れる作業。

なので最初はワンコードから。白鍵だけ、次は黒鍵だけで遊ぶ。というように遊び感覚ではじめてみる。(子供大人関係なく)

たいてい、なんだこりゃ・・の曲が出来て、落ち込んでは、なんで出来ないんだよーと叫ぶ。

 

ヤマハグレードBコースでは、即興演奏をするための超「カタ」を試すテストがあります。簡単な変奏力と、コード進行が学べる歴史あるテストです。興味のある方はぜひチャレンジを。

コード練習をしている人は、ハーモニー感があるのでそこにメロディーをのせて弾く、ということが自然とできる。

でもそうじゃない人は、右と左、バラバラのことがたまたま両手で合わさった。という感じで出来上がったとしても不自然に聞こえてしまうんです。ハーモニーがないというか絡み合ってないというか。

なので即興演奏とまではいかなくてもコード進行の練習をしておくと、楽曲演奏にも役に立つと思います。

即興演奏は、誰もが思いつくものから始める

まずはじめにやる練習は、誰もが思いつくものを多くこなすということ。

独創的で、人が思いつかないフレーズはひとまず置いて、基礎から練習します。

やり方は「練りすぎないアイディア」でまとめあげる。

軽い情報だけで、曲を組み立てていくやり方です。例えば、1オクターブ内の音だけを使って即興をする。

決まったコード進行で動いてみる。不要なことはバッサリ省き、引き算して即興の練習をしてみるといいです。

この練習をしていくことで、「準備してなくては即興が出来ない」という心配から抜け出すことが出来ます。

 

私地面にはいつくばって、新しいものを考えてやるぞっ

と必死に練習したけど、なんの特徴もないフレーズやコード進行が今ではしっくりくるかな。

スケールよりリズムを練習した方がカッコよくジャズが弾ける

 

ジャズをカッコよく弾く方法が知りたい。もちろん私もそうです。練習書にはめまいがするほどスケールが載ってありますね。

果たしてそのスケールを全部覚えられえるのか?覚えたければ練習すればいいです。覚えられないとしたら練習時間が足りてないんじゃないかと。

 

私の場合アドリブをするとき、メジャーの曲ならメジャースケールとクロマティックのみで弾いてます。

スケールの練習はするけど、曲を聴いてる時に、「ここではミクソリディアンが似合うのか」

「このタイミングでホールトーンを使うんだ」など、どこで使われているのか、弾くより聴くが多いです。

 

最も、スケールより重要視してるのはリズムフィーリング。

スケールより断然こっちを優先します。ツラツラとスケールの音を並べてアドリブ出来た〜は禁止。

カッコよくジャズを弾くには、ぎこちない、ダサい、ハネハネしてるジャズから抜け出すこと。これが難しいんだけど、これを無視しては一生ダサいままだ・・

頭で音を鳴らす

 

これからジャズをやる人は楽譜命から抜け出すこと。

「音を読む」意識があると、多分ジャズはうまくなりません。

ジャズピアノ を弾きたい人はぜひ読むから聴くに変えてください。

聴き取る力はコピーをするのが一番いい方法。確かにyoutubeにある楽譜を見たり、市販の楽譜は便利です。(私も時々見ますがあくまで参考程度)

便利は人をダメにする。

ジャズは自分で考えて音楽になるのに、読譜ばかりしていては力はつきません。せめて自分ならこう弾く、とアレンジを加えてくださいね。

これが遠回りで近道です。

だから自分でやってみよう。頭の中でフレーズを鳴らし、鼻歌でいいから自力で。

読譜に頼っていてはジャズはうまくならない。

練習書より耳コピー

耳の力は本当に最強です。

昔、メロディーとコードがついてる雑誌があって(今でもあるかな)それを見ながら必死に左手を考えて弾きました。当時、小学校低学年。

今の小学生出来ないよ。今はすごく便利になって、アプリとかユーチューブを見れば答えがわかっちゃうし、楽譜が欲しければネットで楽譜がすぐに買える。

便利な時代ですが、皮肉にも音楽力は低下します。

昔の私はとにかくシングルCDを一日中リピート。これは何度もコピーしたことで耳の力がついた。何より「不便」のおかげかな。

私が子供だった頃は、流行の曲はすぐに楽譜が手に入らず、弾きたければ適当に弾くか、耳コピーして自分で楽譜を作らなければなりませんでした。

自分の楽譜が完成した頃、やっとその曲が世の中に出回る。

市販の楽譜を買って、「なんだ、その音使ってたのか」と自分の楽譜と比べてみたり自分の方がかっこいいや、と思ったり。

自分で聴いて楽譜を作り、弾いて、おかしなところはアレ?変だな・・と自分で実感する作業がすごく役に立った。これを楽譜が読めない小学生がやるんだから大変ですよ。

もちろん親は手伝ってくれない。先生は、「はい、あんた今日は居残りね」と容赦なかった。

当時小学生の低学年だったので(笑)楽譜の読み書きはできるわけもなく、適当に書いたと思います。

そんなことを年中やっていたし、聴いては作る。弾く。居残り。泣く。というのが通常コースでした。

今は便利な時代ですが、やっぱり人が元々持っている動物的能力や向上心を奪っちゃたな・・と少し残念です。

昔話は嫌われますね。

しかし便利に頼らず自力で弾いたり、考えたりすることがジャズを弾くことへの第一歩かと。

地道にこうやっている人はいると思います。便利を選択する人より、グーンと飛躍するときがきますよ、だからやってみよう、耳コピー。

おぬし、今日もやる気だな

おわりに

「いろんなことに対応できる」その対応力が即興力になるのかなと思います。

私が今持ってる力で出来ることをやり続ける。目下、練習中。

最近、ジャズやコードが学べるアプリがあるんですね。やっぱりみんな便利の道に行っちゃうのかな。

私は今のところ自分の耳を信頼してますが。

それ、アプリで練習するの?と疑ったり。

やってみたら案外いいね、なんて思ったりするのかな。いいのがあったらぜひ教えてください。私の今のやり方はとにかく弾いてみる。

ちょいコピー。

ながら聴き。

ながら練習。

さほど練習の仕方や聴き方に変わりはありませんが。お気に入りがナンバーが日ごとに増えて相変わらず音楽三昧な日々です。

そういう自分もAmazonミュージックに頼りっぱなしだけど。昔、自分の足で探し回ったCDは今でも大切に聴いています。

今日の話が少しでも参考になると嬉しいです。

 

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