北海道はすっかり秋の気配。
みなさんの住んでいる場所はどうですか? 秋が過ぎたら、瞬く間に、私の嫌いな冬がやってきます。。楽しいことを見つけよう。
今回はジャズのエッセンスを含んだアーチストを紹介します。音楽を聴け聴け言われるけど、正直何を聴いて良いのかわからない人、ふだんはJーPOPやボカロを聴いてるし、ジャズは別世界という人はぜひ参考にしてください。
練習沼にはまったら音楽を聞いて一休み
さて、質問です。
いきなりですが、「練習沼」に陥っている人はいませんか?
練習は確かに必要。しかし音楽を聞いて楽しむことは、練習を越えると思ってます。
「なんか、この人は練習しかしていない感じ・・音楽を全く聞いていないな」
そのような人が弾くピアノは最初の2小節でわかります。よくよく話を聞いてみると、普段はアニソンやボカロをよく聴く。
ピアノ練習は確かに一生懸命してとしても、これではジャズのニュアンスやフィーリングが身につきません。。もちろんボカロやアニソン、アイドルの歌、演歌など趣味で聴くのなら何を聞いてもOK。しかしジャズピアノを習ったり、アドリブを弾きたいなと思っているならせめて課題になっている曲を聴きましょう。
曲紹介と言いながら、目的は練習沼に陥り世界が狭くなってしまっている人へのアドバイスです。
ジャズを聴いてみよう
適当に手探りで見つけたり、おすすめに出てきたからプレイリストに入れて聴いているなど、聴き方はそれぞれで良いと思います。
実は私も手探りでアーティストを見つけて聴いていますが、その中で見つけたメチャクチャジャズ、よりかはメロディーがはっきりしているものや、今トレンドになっているバンドを紹介します。
ジャズは歴史があります。ビルエバンス、バドパウウエル、マイルスデイビス、チックコリア、セロニアスモンクなど本当に素晴らしいピアニストばかり。(まだまだたくさんいるけどこの話は止まらなくなるのでこの辺で)
心底、歴史的な定番ジャズが好きな人はそのエリアを聞いたり勉強すれば良いんだし、私のように、LO-Fiやネオソウルが好きな人はその辺を飽きるまで聞いてください。
EDMなんかも、ジャズの要素があるものもありますが、今日はジャズとフュージョンの間くらい(微妙)の曲をいくつか挙げてみます。
ボカロやJ-popのジャンルは(K-popも)あまりジャズとは関係のない音使いやコード進行なので、ジャズが上手くなりません。聴くのはあくまで趣味。
ジャズ新エリア紹介
今回紹介する曲は、ジャズをさらに現代版にしたもの。彼らは、ただ新しいことをやっているのはなく、ジャズのことをきちんと知っている人たちなんだろうなという印象です。
新エリアの音楽も続々と出てきてます。
まずは1曲目「SOIL &”PIMP ”SESSIONS」というバンド。
騒がしい音楽?それともかっこいい?感じ方は人それぞれ。
新しい雰囲気とはいえコード使いはバリバリジャズです。彼らは海外経験も豊富で腕は確かなようです。ただ・・バンド名に入っているPIMPという言葉は放送禁止用語なようで・女衒の意味。
ウイキペディアより引用
女衒(ぜげん)は、女性を遊廓など、売春労働に斡旋することを業とした仲介業者である。歴史は古く、古代からこのような職業が存在していたと考えられている。
「SOIL &”PIMP ”SESSIONS」
二人目は「大橋トリオ」。ジャズコースできちんと勉強してきた方です。正統派?というかあまり冒険せずにいつでも軸がある、シンプルで爽やかな印象だけど、ブルージー。という個人的な感想。知っているけどあまり聞いたことがない人はぜひ聞いてみてくださいね。
「メロウデュ」
札幌在住のユニットです。北海道以外の人は馴染みがないかも。フュージョン系やラテン、ジャズ、ポップ、ボーカル入りなどなんでも聞かせてくれます。ジャズジャズしているのは苦手な人は、フュージョン系の強いものを聞いてみるのもグッドです。
北海道なのでエコひいきして「メロウデュ」をもう一曲。私は毎週、ジャムセッションの帰り、車の中で彼らのFMラジオ番組を聞いています。そこではいろんなアーティストの曲をかけてくれるのですが、チョイスする曲がどれもこれもセンスが良いのです。
インストは、アイドルなどと違って多くの人に知られる機会が少なくなります。せっかく実力派なのにな〜メロウデュの曲は今まで音楽を聞いたことのない人でも、虜になってしまう人が多いようです。
バリバリのジャズは、いろいろなことを知っていなければ聞いてはいけない、ましてはライブに行ったら場違いかな?という思い。セッションに行けば恥をかいてしまう。。
しかし音楽はそうではないですよね。
曲全体の雰囲気が良かったり、サックスの音が気持ちいなとか、リズムが好きだなとか。個人で思うことはそれぞれ。楽器を扱えなくても、好きなアーティストを見つけたらぜひライブに出かけてみてくださいね。
生で聴くのが一番!
次は「WONK」うわ〜かっこいい。私の好みです。ソウル中心、こういう人たちがやっと出てきました^^ 売れてほしいけど売れてほしくない微妙な気持ち。12月、札幌シティジャズにも来ます。もちろん観に行きます!チケット買いました。中止にならないで〜
東京のライブにもいつか行きたい^^
どうか、このなんでもありの音楽業界の波に溺れず、いい作品を作ってライブを続けてほしいです。冬の楽しみ見つけたぞ。
日本人を紹介したので、今度は外国人。
「Brian Culbertson」そこまでやるのか?という 彼の外見はイケイケですが、中身は超本物です。popやファンク、ジャズも全部凄腕。存在感はもちろん、クールで聴きやすい。
あ、このジャケットは日本なら演歌歌手じゃないか?
しかしそれが彼なんですよね。ただのイケイケではありません。一音一音、ニュアンスの違う音で表現。私もブライアンの音楽を何度も聞いて研究しました。そして彼の音楽からは人間の感情が伝わってくる。そんな感じ。ぜひ聞いてみてください。
練習より大事なことは?
冒頭でもお話ししましたが楽器の技術習得には練習が必須。でも練習沼にハマってしまうとなんだかつまらない音楽になってしまうのも事実です。特にピアノレスナーさんは先生と自分との狭い世界がになりがち。
せっかくいろんなアーティストの音楽が聴ける時代だし、一日練習をサボってOKなので、好きなだけ聴いてくださいね。
アーティスト独特のフレーズや、音色、リズム感。決して楽譜だけでは勉強できないことが学べます。
彼らは、難しい弾き回しも、難解なコードの押さえも難なくサラッと弾きこなします。基礎という軸があるから、演奏も自由自在。
大変なフレーズも、簡単そうにチャチャっと弾いてしまいます。私たちにとってそのフレーズは相当なエネルギーを使うにしても、彼らにしては軽いこと。(うらやましい)
いろんなことを修行して軽くできるようになったのです。もちろん、基礎練習だけではなく、いろんな音楽を聴いて細かいニュアンスを体感。
ちょっと余談ですが、ドラマで小栗旬が(北条義時)が、あぐらの状態から床に手をつかずにスッと立ち上がってました。昔の何が言いたいかというと、スバリ体幹です。必死にドッコイセ、と立ち上がったりしないし。(しかもTシャツを着てるわけではないですよ。重たい衣装をつけてます)
音楽も同じ。外見ではなく中身が大事。小栗旬はイケメンですが中身も普段から鍛えているんだと思います。俳優さんは人前に出るので当然といえば当然ですね。
ということで今日はしっとり系よりかは、聴きやすく&ノリノリファンキー系を紹介しました。好みは色々だと思います。あんまりジャズには馴染みがないなという人のために、日本人を中心に紹介しました。もうすでに知っているよという人も多いんじゃないかと思いますが、好きな曲を見つけたらフレーズが頭に残るくらい、何度も聴きましょう。
耳の力を鍛えるなら、好きな曲をコピーするのが良いです。
少しは耳コピくらいやってみたいという人は、歌えるくらいになるまで聴き込んでみると自然とフレーズが弾けるようになります。
行き当たりばったりで、よ〜し、このフレーズを聴き取るぞ!と気合を入れても聴き取れません。事前に100回くらいは聴いておかないと耳コピは難しいです。
さて、練習をサボって好きな音楽を見つけましょう!今回は曲やアーティストを紹介しましたが、次回のブログは役に立ちそうな「実践編」をお届けするのでお楽しみに^^
ps
この前、名前を忘れましたがジムの先生からもらいました。
ピアニストは体が資本。細マッチョ目指します。体が華奢なわりに、身長が大きく見える私です。それは多分堂々としてるから(笑)
あと、姿勢ですね。先生には毎回、顔は二の次。とにかく背筋をピンとしてください!と言われてます。みなさんは体を鍛えるためのアイテムはありますか?それとも暇さえあれば食っちゃ寝ですか(笑)私はすぐにゴロンができる環境なので、危険です・・
道具を揃えても続けることがまず難問ですね。
頑張るぞ〜
ではまた次回!