暑いですね〜 地域によっては危険な暑さ。皆さん気をつけてください。
そんな時にはひんやり、クールでかっこいいネオソウルを聴きたくなります。
今回は、Kieferのコード進行を取り入れたネオソウルのサウンドをご紹介します。とにかくおしゃれで涼しげ、存分に心と体を開放して楽しんでくださいね。
クールでかっこいいネオソウルの世界に浸りましょう。
Kieferのように♪
涼しげな音楽
参考→https://t.co/Du0DD7qwOo#ピアニストの練習#Jazz #neosoul#piano pic.twitter.com/cMjyxVsIvF— ERIKA ASAI (@erika_feel) July 19, 2023

初心者さんのための解説(音源付き)もあるのでみてね
ネオソウルは Kieferがヒント
今回の課題。Kieferのネオソウルコード進行
2分28秒〜
ジャズとヒップホップ文化が交差するロサンゼルスの音楽。
なんと彼はクラシックピアノからスタートしたらしいです。難易度の高いシューベルトのエクササイズをしてから自信がついたそう。私が言うのも気がひけるけど、テクニックがすごいです。
今回はKieferのコード進行がヒント。このビデオを見てもよくわからない人のために、少し簡単にして私が弾いてみました。
- コード進行
- 右手メロディー作り方のヒント(1分18秒〜)
メロディを作れない人はまずはシンプルなものから作ってみましょう。
ベーシックなネオソウルのコード進行
それではひとつひとつお話ししていきます。音源をつけたので参考にしてください。
Kieferが弾いているコードはとてもおしゃれですが、元の純粋なコードはこうです。
さて、この和音をどうやって料理していくかがおしゃれ音楽のポイント。元のコードに7の音を足してみましょう。

Amコードのルート音であるAから数えて7番目の音を足すと、Am7というコードが出来上がります。純粋なAmに一つ加えることでガラリと変わります。
コードに合うメロディーを考える
次は7thを足したコード進行に合うメロディーを考えてみましょう。
各コードに対してメロディを作っていくことで、ネオソウルのコード進行に合うオリジナルなメロディが生まれるでしょう。自分の創造力を活かして、独自のメロディを作り出してください。
テンションコードの作り方
私は普段から子供のレッスンもしています。子供の手の大きさでは、届かないような和音はも出てきますが、「もう少し大きくなってからこの和音は弾こうね」なんて言いません。
たいてい、両手を使って弾いてもらい、いろんなコードの響きに慣れてもらっています。
例えば、左手でCコード、右手でDコードを弾くとテンションコードが出来上がります。Cコードに対してファの#(F#)はテンションノートです。
そしてアルペジオでめちゃかっこいいコードが出来ました。
このように二つのコードを組み合わせて遊んでみるのも楽しいです。メジャー同士の他、メジャーコードとマイナーコードを組み合わせて色々試すのも面白いですよ。
■ kieferの動画ですが、バッチリテンションコードを使っているにもかかわらず、「Am、Em ~・・・」などテンションの音を省略して言ってました。実はプレーヤーのセンスでよくあること。また、楽譜上でも表記されないことも多々あります。
かっこいいハーモニーを作るのは自分の解釈、自分次第。
kieferのネオソウルコードに挑戦
さて、次は両手で二つのコードを組み合わせて弾く弾き方。この考えで Kieferのネオコードを弾いてみましょう。そしてさらにリッチな響きを味わってみてください。
ネオソウルの響きがかっこいい。まあそれはわかるんだけど、大きな問題が。。
特にクラシックピアノしか弾いたことがない人に訪れる大問題。
これでは両手がふさがって、右手のメロディーが弾けない悩み。ここからどうやって右手のメロディーを弾くのだろう。そこは「柔軟に考えろ」とは言っても、楽譜が全てだった人たちにとっては適当や柔軟というワードがしっくりきませんね。
私は少しのことで、全く動けなくなってしまう人を多くみてきたのでコツをお伝えします。
コードを弾きながらメロディーを弾く
ピアノは単旋律だけでは成り立たない楽器。ベース、和音、メロディを全て自分で奏でることができる楽器です。それがいいところで難しいところ。
そこで本日1番の難所。簡単そうに聞こえて、実はとてもエネルギーが必要なところです。
メロディーと和音がそれぞれ独立していては、ネオソウルから離れてしまいます。ハーモニー自体がメロディーになるので、メロと和音がそれぞれ分離とは考えず、一体化させて練習するのがコツです。
■ 例 メロディーと和音を一体化
Am-Em-Am-Em
青で囲んだ部分は、メロディーですが和音になっています。
右手はメロディーだけを弾いているようですが、実はメロディーはハーモニーの一部。右はメロディ、左は伴奏と考えずに、りょう手でメロディを作っていく感じ。
とはいえテーマはある。むずい・・
練習法は二つのコードだけを使って弾くのがオススメです。
オリジナルを考えてみる
爽やか、おしゃれ、温かさ、人間味、いろんな意味合いのある音楽を聞かせてくれるKiefer。
彼の音楽も聴いてみてくださいね。
そして私がYoutubeで弾いたのも観てくれたかな?
少しだけコードが変わっている部分があるのがわかりましたか?
私が弾いたコード進行は、AmーEmーB♭ーDm。3つ目はGmでなく、メジャーコードのB♭を使いました。ルート音はもちろんB♭(シのフラット)
そしてもう一つ、1箇所だけ2つ目のEmをDで弾いていたのに気づいてもらえたかな?探してみてね。
元のコードが出来るようになったら少しずつオリジナルも加えてみましょう。
それと「クロマティックパッシングコード」というのも弾いてみました。(これはまたの機会に)
みなさんも自分なりにアレンジしながら弾いてみるとさらに広がると思います。
Kiefer 【what a day】
アクティビティ
花火、とても幻想的な時間。曲はもちろんErika Asai(宣伝^^)
ですが伝えたいのは、この曲はネオソウルのコード進行です。なんとクラシカルなナンバーでもネオサウンド。
暑いですが大丈夫ですか?
私はちょっとバテてます😅花火大会
Music and Photography
Erika Asaiフルver →#YouTube #pianistlife#サブチャンネル始めました#メインチャンネルもよろしくね#作業用bgm#店舗#instrumental pic.twitter.com/4Eci1k9bYf
— ERIKA ASAI (@erika_feel) July 17, 2023
ネオソウルの練習はこの辺で終わりにします。
こういうセンスの良い音楽が世の中に溢れてくれるといいな。今回は初心者さんにもこの手の音楽が伝わるようにまとめてみました。
どちらかというと、理責めよりかは感覚的。センス、クリエイト要素が強い分野のお話。
リケダン、リケジョのようなロジカル思考で考える頭より、思いつき、ひらめきで物事を考えるアーティストタイプが向いているような・・
ロジックでは説明がつかないところがありますから。お好きな方はどうぞ弾いてみてください。
最近は、ライブ少し、制作多め、レッスンまあまあ。という配分で仕事。一日中、音楽のことを考えながら過ごしています。
写真を撮ったり、本を読んだり、おしゃべりしたり、それらのなんでもないことがインスピレーションの源。
今月は野外ライブ「ジャズフェス」があるのでリハに出かけたりで忙しく過ごしています。それが終わったら個人練習に打ち込む予定。

SNSやってるよ〜
ツイッター〜音楽や日常。
インスタ〜曲作りのインスピレーション。
YouTube〜ジャズフロムノース、レッスン用。
YouTube~Honobono (オリジナル曲 /ピアノコンチェルト)
アルバム配信もしてます。
ジャズフロムノース~ブログ(月1~2回更新)
詳細はこちらをみてね!
このブログでこれをやってほしい、これをもっと深堀りしてほしいなどのリクエストがあればこちらまで。感想なども待ってます! ではまた〜

PS. おまけ〜レッスンの一コマより
時々レッスンでは「こんなコード進行の練習してます」というお知らせがありますが、聞かせてもらうと、みなさんいろんなコードを繋げすぎる、長すぎる、やりすぎるのオンパレードです・・(汗)
コード練習やアドリブ練習は、2〜4小節でOK。
「話が長い人の話は、やっぱりよくわからない」のと同じです。しかし、単純すぎるのもまた退屈。音楽は本当に悩ましいですね。
「シンプル」かつ「洗練」を目指そう!
終わり。