ピアノ発表会・本番でうまく弾きたいけど緊張に負けてしまう人へ

コラム

 

緊張感とのたたかい。ピアノ発表会

先日、私が主宰しているピアノスクールの発表会が終わりました。

2020年はコロナの影響で中止に なりましたが今年は開催することができました。 1年空いてしまったので、なんとなく緊張感が 増していたような印象です。 

ピアノのステージは 自分の力を発揮する場。 だからすごく力が入るし不自然になってうまくいかないのがふつうです。多分、前日はソワソワして眠れなかったじゃないかな。

 

やっぱり自分は落第生だと思った人。いつも通り出来た人。ぶっつけ本番だったのにまんざらでもなかった人。色々だと思います。

みなさん、お疲れさま〜

練習から本番まで。成長ストーリー

本番って何が起こるのか分からない。楽しいようでとても恐ろしい。

それに経験が増えてくると、いろんな気持ちにとらわれることがある。

 

例えば、失敗して誰かに笑われたことが未だにトラウマになったり。

本番一週間前、ちゃんと弾けていたところがいきなり弾けなくなる。(イップスと言います)

 

特にトラウマは、周りがそうじゃないと言っても、本人にしてみるとその出来事はとても重大で忘れるのはむずかしい。前向きになるのは決して単純なことではない。 

だから人前で演奏するということは、練習を積めばうまくいくということではないんじゃないかな。 

半年前からしっかり準備してきたのに結果が散々ということがあるし、 それほど真面目に取り組んでいない人が本番力を発揮したり。

本番はとても残酷な世界です。 

 

ここぞという場面で体がギクシャク

一人で弾いている時は すごく自然にひけるのに、人前だと体がギクシャク。

本番中、頭の中で指番号を考えたり、 繰り返しをしたかな?など考えると出来ているところが出来なくなったりします。そしてひとつ手こずると次から次と、コケてしまう。

 

なぜ本番ではこうなってしまうのか?

 

実はいろんなことを意識して弾くという行為は、元々不自然な事なのです。 

何も考えずに思うまま、体が動くままに弾く。これが自然体。

すごく理想的な姿ではありますが・・これが出来たら苦労はしない。

 

レッスンはとても大切な時間

 

レッスンは何をしても大丈夫な時間にしています。限界を決めずに自分を満たしてほしい。

これから大きな自信が得られるように「楽観さをシェアする」みたいな感じ。 そんな環境を作りたいしそういう気持ちでレッスンしています。

 

そこで毎度課題の

イマイチとらえにくい、本番力ってどうつけるの?について考えてみた。

 

  • 自分の力を知る
  • フットワークの軽さ
  • 限界を定めない
  • 寛大さ。 まあいいやの精神ってことです
  • 一番いいのは、好きなものを食べて失敗を笑いとばそう!ということ。 

 

失敗したことがいつまでも気になるのはよく分かります。 なぜなら私もたくさん失敗の経験があるから。 そして上手な子と比べられてるんじゃないだろうか、など周りが思っていないことだとしても自分でそう考えてしまうという罠に深くはまっていきます。

 

克服法はこれ。私は経験を重ねた結果、こう思えるようになりました。

  • 他人と比較しない
  • 後悔も反省もする(悪いことではない)
  • 自分をランク付けしない

 

私も初めから自信があったわけではありません。大きく変わることができたのは「他人と比較しない」 という気持ちになれた頃から力を発揮できるようになりました。

 

そして今自信がない人は、自分をもっと知るところから。客観的に見ると大して自分は力がないと思うようなところが、他人から見るとそれが凄く輝いて見えたりするものです。

コンプレックスと同じような。背が低い人は高い人に憧れるし、 可愛らしい人は大人っぽい人に憧れたり。

 

そして、自信がない人はどんな音楽を聴いている時が一番楽しいのか、自然でいられるのかを振り返ってみてください。

音楽が大好きで楽しそうにピアノを弾く人は、 やっぱりぐんぐんのびていくようです。それは技術的なことではなくかなり精神的なものが大きいんだと思います。 

今、何となく力が発揮できないしうまくいかないな・・と感じている人へ。 今練習したからって明日は上手くなるわけではありません。

1年後、3年後あるいはもっと先かもしれない。少しずつゆっくりゆっくり成長していきます。大人も同じです。

二度も三度もやめている私が言えることではないけれど、絶対に辞めちゃダメです。紆余曲折しながらも 続けてこられた人は、完全に地に足がついている。

私のことを言うと、輝きなんて一つもなく地面をはいつくばって来たほうです。そうは見えないと思うかもしれないけど本人が言ってるので間違いありません。ただ言えるのは「どんなことにも向き合って来た」から自信が生まれたと言うことでしょう。

 

なので本番でどうするかではなく、ふだんの取り組み方や考え方が大切なのかなと。

 

世の中、安全になりたくさんの人がピアノ発表会に参加してくれることを願って。

次回のステージもよろしくお願いします。

PS なぜ自分はこうなのか?と失敗の原因を分析するのは成人した大人には効果があるようですが、子供には効果がありません。泣いて笑ってたくさん寝て。そして大きな声で歌うことが一番です。

 

最近の内なる響き

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