ジャズアドリブ「練習記録」

ジャズ

今回は気まぐれ、私の練習記録。

毎回、落胆と新発見。何度弾いても、ああ・・と思うこともあるし、自然とサラサラ心のままに動くこともある。それはきっと好きなメロディーやハーモニーという非常にわかりやすい私の体です。

 

スタンダードが弾けるまで

思い浮かんだことは、心で考えないでとにかく動く。

「練習しなきゃ」「練習するぞ」「明日は絶対にやる」

そんな言葉は信用できない。

考えてしまうと、心で思っているだけでやらなくなってしまうから。すぐに動こう。

ジャズは本当に、日本人には遠くてかけ離れた音楽。だからたくさん弾いてみる。

毎回、違うフレーズやハーモニーになるのがたのしい。

子供達が作る蝶々やぴえんの餃子。いつでもジャズを面白い発想で練習したいものです。

まずは一つをマスターする

「意識の流れが途中で止まらない」がインプロビゼーションする時の理想。

途中で、リズム、フレーズ、コードを考え込んでしまっては、自分の行きたい方向に行くことができない。

あまり範囲を広げず、一点集中。狭く扱うと、深いところまで到達できるのはそのため。

練習メニュー

私の場合、特別なことは何もなくベーシック。

スケール練習

2−5−1

コード練習

アドリブ練習

マイナスワンに合わせるなど。当たり前のコースです。

I’ll close my eyesアドリブ練習を録音・練習記録

ここのところ、セッションに参加できていないから、もう2ヶ月くらいこの曲は弾いていません。一体どうなる?もちろん予想してたとおり、全くダメ。

過去に何度も弾いたことがあるのに、しばらく弾いていないと、これです。

戻れ戻れ〜

ちゃんと弾いていた頃に。

頭と体は本当に正直で、弾いていないとすぐに忘れます。

さあ、もう一度、軸を作る。

必要以上感情込めない、いらない音を弾かない、テーマを大事に。

以上、リハビリ開始。まずはメロから、アドリブ、ブロック奏の練習。これは2回目の録音です。

【I’ll close my eyes〜マイナスワンに合わせる】

テーマ→アドリブ1→アドリブ2→アドリブ3(ブロック奏)

 

反省点。

要らない音を弾いている。それとハネすぎる悪い癖・・

なんだこれ??下手すぎ・・ひどすぎる。

下手なんだから、自分の力量と向き合うしかない。

(I’ll close my eyesは黒本1に載ってます)

コードだけで練習

I’ll close my eyesのテーマなし、コードのみでスロー練習。いい感じでハーモニーを奏でたいから、意識をそこに向ける。

テンポが速いと、頭を早く回転させなければいけなくなるから、スローテンポで。

BPM130でしかなかった世界をアップデート。いつもと違う響きが聞こえてくる。

大体の人が完成に近づくにつれテンポを速くするというのが常識?だけど徐々に スローしていくのもgoodです。

今まで適当に組み合わせていたハーモニーや、隙間に入れていたオブリガートが重要だと考えるきっかけになるから。

 

【I’ll close my eyes】スローテンポで弾いてみた。

 

少しづつ足し算される

アドリブが波紋のように足し算されていく。それまでは、基本練習の積み重ね。

「ここ」という到着の目安はない。

でも嫌にならなくても大丈夫です。それは大人の遊びの時間ということで。

よく使いそうなコード進行は、取り出して何度も練習してみる。今回はアルペジオで覚えるまで繰り返し。

 

使えるコード進行はすぐにチェック

【Am7ーA♭7ーGm7ーC7】(アルペジオ中心)

覚えていたようで覚えていないところがたくさんで困ったな。ちゃちゃっと見過ごすのをやめて、ゆっくりテンポで当たり前のアルベジオでしっかり弾く。

右手練習から始まり、コード練習して、さらにアルペジオ。基本は世界一の練習法。素晴らしいです。

神経質になる必要なし

追求していく事と、神経質は少し違うかな。

一つのことを深く学ぶ。それはほとんど自己管理です。あんなに覚えていたのに、すぐに弾けなくなるから、自分の音楽に、反応していくこと。客観的に見たり聴いたりすること。

 

ジャズは本当に計画通りに行かない音楽です。きっちり準備をしても設計図なんて大体でしかないです。

 

あ、音を外した?

外した音は、マッコイタイナーのフォースコード風。

平行4度のでメロディーをつくったらビルエバンスになったり。

ちょっと不協なノイズ・・セロニアスモンクかな。(彼の音楽はそれが研ぎ澄ましの証拠、私はそのノイズで満たされる)いろんなイメージがポンポン浮かんできます。

本を見ると、ボイシング、インターバル、横文字が並んで勉強モードに入り、カリカリ、ゴツゴツで本気の学び方が書いてある。

私の今までの音楽人生の中で、強烈に感性が磨かれたのは小学校の中学年くらい。ディミニッシュの音や16ビートの刻み、小学生なら耐えられない超スローテンポのG線上のアリアなんかも、頭よりも先に体でピンとくるような肌感覚がその頃作られた。

今でもその肌感覚は有効で最優先です。先に耳が反応したら、もう弾いているというのが私のスタイル。

それは何かの理論には当てはまっている。

デビットフォスターやハービーハンコックがかっこいいと思って何度も聞いて感覚的に真似をしていました。

細かい譜面が理解できないから、感覚に頼る日々。全く辛くなかったです。

言うなら「Joy」

それが、私の源です。

 

それでも、小学生の頃だったと思うけど、ピンクの楽典で勉強しました。(させられました笑)超基本的なことが書いていて、これから音楽を勉強したいなと思う人は、いいかもしれません。子供も大人もOK。

最もわかりやすい楽典入門 応用問題・解答付 【改訂版】 (楽譜)
≪第一部≫楽譜のきまり 1.譜表 2. 音符と休符 3.音名 4. 拍子 5.発想をあらわすことば 6.速さをしめすことば 7.省略記号その他 ≪第二部≫音楽のべんきょう 8. 音程 9. 音階 10. 転調 11.移調 12.和声 13.対位法 14.楽式 15.声楽 16.器楽 17.作曲家年表 ◎復習 ◎索引 ◎...

 

もう少し大人になってからは黄色の楽典。一応勉強。

楽典―理論と実習
受験生必携のロングセラーの楽典で、従来の類書の盲点を追求、誰にも納得できる合理的な理論書とした。受験用として必読の学習書である。

 

この先も勉強的なことはまだまだ続くけど、自分のやり方としては、体で試してから本を開くというのがほどんど。何かの問題を解決するための本ではなくて、さらに好きそうなフレーズやハーモニーが見つかるきっかけ。

だから神経質になって本を読む必要はないと思います。それでも、頭の構造や、音楽を始めた年齢、環境によって人それぞれ。

自分がしっくりとくるやり方で弾いてみてください。

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