ネオソウルってどんな音楽?
今回はなんとなく聞いたことがあるジャンル「ネオソウル」についてのお話です。
知っているようで知らない「ネオソウル」とはどんな音楽なのでしょうか?
自分は音楽通だという人も、ピアノレッスン以外の曲は何も知らないという人も、ネオソウルの音楽について一緒に深堀りしてみましょう。そして、お気にりのネオソウルをチェックしてください。
- ネオソウルとは?
- 発祥は?
- アーティストは?
スムースジャズに雰囲気は似ているかもしれません。大人でメローな感じ。夜が似合う・・アメリカ西海岸?ニューヨーク?
どこかさりげない。調性がなくフワフワと宙に浮いてる。いきなりの浮遊感です。
ネオソウルとは?
調べてみると、定義があいまい。ジャズ、ヒップポップ、ファンクなどがクロスオーバーしている音楽と書いてありました。
いろいろなジャンルが程よく融合している感じが、落ち着きますね。実は昔からネオソウルは存在してました。ハービーハンコックのドルフィンダンスやMaiden Voyage。
私の説明より聴いてみたほうが、早いです。
Tell me a bed time story。ハービーハンコックの演奏も好きだけど、クインシージョーンズがさらにかっこいいので聴いてみてください。
これまで、ポップスを聴いていた人は「なんだこれ?」と思うかもしれません。独特なコード進行。予測できないメロディーライン。
実は学生の頃、ハービーハンコックのカメレオンやウォーターメロンマンはよく聴いていたのですが、Tell me〜やバタフライはよくわからなくて素通りしてました。
最近もう一度聴き直してみると、すごくかっこいい。
時々自分でコード進行を考えます。どんなコードがオシャレな響きになるのかな?
【コードネタを考える幸せの時間】
(だけど、実際はボツがほとんどです)
#ネオソウル
コードネタができた~
どうかな、ボツかな。
もう少し考えます😙 pic.twitter.com/JzkmDqBjDA— ピアノえりか (@erika_feel) April 4, 2022
ネオソウルの発祥は?
ネオソウルはジャズを背景にした音楽ジャンル。エリカバドゥ、Dアンジェロが代表のアーティスト。
それと微妙にズレたリズムはドランクビートと言います。これがネオソウルの最大限にかっこいい所です。
ズレるという言い方だと語弊があるので。
よれる。
ダブる。
許される??ドラマーはちゃんとリズムを刻んでくれなくちゃ。違うんです。これがユニーク。私はドラムはできませんが、打ち込みの時に少しだけリムをダブらせてみたり、バスドラムの位置を変えたりしています。
ジャストじゃなく、かっこよくダブらせてもらえると弾いてるこちらも気分が乗ってきます。ドラムがカッコ悪いとこっちまで萎えるから。とにかくリズムがかっこよくないと成立しない音楽です。
ネオソウルのコード進行
ネオソウルのことを知らなかった人は、これを機会に別世界を体験するのも良いことです。
初めからネオソウルが好きという人は稀。フュージョン、ジャズ、ブルース、R &Bときて「オシャレ?」と聴いてみたらネオソウル。そこからどハマり出したという路線が多いような気がします。
そんな私はいろいろ書いてますが、ネオソウル初心者です。Moonchild、ロバートグラスパーをよく聴くようになったのは数年前。
コードを探り弾きして、こんなコードだったのか?といろいろ楽しんでいます。
ネオソウルのコード進行はこれ、とは言えません。「自分で探す」と言えるでしょうか。
なので好きなアーティストを見つけては、コピーをするという作業が必要です。音楽業界の最先端をいくアーティストでさえ、探り弾きをして気持ち良いコード進行を編み出してます。
今日は鍵盤初心者でもできる簡単ネオコード進行を紹介しますね。
コードは二つだけ。【Em7-F#m7の繰り返し】
左手のコードだけ弾いてても雰囲気出ます。これはロバートグラスパーという若手ジャズピアニストの曲から取ったコードです。
ルーツはジャズ
耳コピしたフレーズでネオソウルっぽく
これはネオソウルではなくJPOPですが、「でこぼこ」という曲でフレーズの勉強をしてみましょう。よくあるフレーズがイントロに入っているのでコピーしてみました。
リズムに特徴があり「ドランクビート」と言われています。
Jpopからもいろんなヒントが見つかると思うので、耳を澄まして聴いてみるといいですね。
今まで、クラシックピアノしか弾いたことがない、そして楽譜にない曲を弾く場合、耳コピから探り弾きまでの段階がイメージできましたか?
骨格の部分だけ載せておきます。メロディー、装飾音は自由に。ゆるい感じが気持ち良いです。
全くの鍵盤初心者にはとても難しいけれど、譜面にない音楽はこのようにコピーし、コード進行を探り弾きしたり、アレンジして弾くやり方がふつうです。
時間がかかり、労力は半端ないけれど、経験値は上がるでしょう。
ハービーハンコックのドルフィンダンスやMaiden Voyageもコードが斬新です。この辺が好きな人はネオソウルにハマりそう。
もっと広く音楽を聴く
あなたの周りにこういう人いませんか?
気軽に始めたヨガが、いつしかインドまで行って習い本格的になってしまった人。
語学が趣味で英語どころか、ロシア語、中国語、ドイツ語と何ヶ国語も話せるようになった人。
一応考えられるけど、一般的でない人たちです。ゾーンを突き抜け、さらに別世界に行ってしまった人という感じでしょうか。
ネオソウル、LOFI系の音楽を好む人はふつうがつまらない。ジャズもその部類に入るのかもしれません。あくまで想像です。
ということで今日はアメリカの日常音楽、ネオソウルを紹介しました。
二つのコードを弾いただけでも雰囲気が出るネオソウル。キーボードや電子ピアノのエレクトリックピアノという音源を使えばもっとそれらしくなります。
こんなにいい音源があるのに、音源の出し方がわからないという人が多数いるんです。実にもったいない・・
ピアノってそうですか?
一つの音色だけで練習し、手だけ動かしてても音楽性は高くなりません。ピアノでも硬め、柔らかめの音、エレクトリックピアノ、エコー、リバーブのような効果。
いろんな音源でいろんな曲が表現ができます。ぜひ遊んでみてください。ピアノは指の運動器具ではありません。表現力がないと悩んでいる人たちには必ず原因があって、音楽を聴いていないことが多々あります。
音楽を作った人の歌心、情景、育った土地、
いろんなことを思い浮かべて聴くと、人柄や国民性、そういったことが音楽性として曲にあらわれます。
もちろん、皆さんが弾いている練習曲にもそれがあらわれているのです。つたない演奏だとしても、ちゃんと鍵盤を通して人柄や音楽性がピアノの音と共に出てきます。
もっと感動したり、ウキウキしながら音楽を聴いてもいい。練習は二の次でも、心から音楽が好きな人は自然と練習時間が楽しくなったりするものです。
まずはいろんなピアニストの表現を聴き比べ、ジャンルを広げる、生演奏を観る。
体で感じ、それを頭の中でイメージする。表現力ってイメージしたものから作られるんです。場当たり的な練習だけでは永遠に上手くなりません。もっと感じ、感動する。
俳優に例えると、本を読み、舞台を観て、人間観察をする、いろんな気持ちを経験する。深く物事を感じて自分に落とし込むはず。
音楽も同じです。
今は性能の良い電子ピアノがたくさんあるので。バッハの曲を弾くならチェンバロやオルガンがおすすめ。効果はリバーブをかけてください。まるで大聖堂で弾いている雰囲気になります。
今回は鍵盤界隈で、馴染みの薄いネオソウルの話でした。
アメリカの若者やアーティストたちは突き抜けたものをどんどん作っています。心地よい音源や空間、間、キレ。かといってゆる系ではなく、ちゃんとタフさも感じさせてくれる音楽です。自分もこういうの好きという人はぜひコメントくださいね(^O^)
最後までありがとうございました。
感想、ご意見、聴いてみたいことなど気軽にメッセージしてくださいね。

これはなんとなく形になりそうな予感・・
#ネオソウル
全部リアルタイムでつくってやる~💪
今、ベースをいろいろ弾いてみてます。#DTM pic.twitter.com/kKq12WE5LP— ピアノえりか (@erika_feel) May 4, 2022
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